蓮華寺の馬頭観音

1蓮華寺の石造物.jpg
2寛政11年(1799)の馬頭観音正面.jpg
3正面上部三面六臂の青面金剛座像.jpg
4梵字の馬頭観音真言.jpg
5石川の里の旧位置.jpg

タイトル (Title)

蓮華寺の馬頭観音

詳細 (Description)

 蓮華寺の門を入ってすぐ右側に石仏が並びます。その一番左側に、目の前の道路方面を向いた石塔があります。
 寛政11年(1799)の馬頭観音です。
 村山貯水池に沈んだ石川の里、蓮華寺の旧地付近にまつられたと伝えられます。大正年間、寺とともにこの地に移りました。
 高さ 174.0㌢ 巾39.0×23.0㌢
 正面に廻ると、東大和市内では見かけない石塔です。
 上部に三面六臂の青面金剛座像を浮彫にして、下部に「馬頭観音」を意味する言葉が梵字で彫られています。
 左右の第一手は根本印、右第2手は斧、第3手は鉾
 左第2手は輪棒 第3手は輪
 馬頭観音の真言
 「オン・ア・ミリ・ト・ドムパ・ウーン・ハッタ」
 と彫られていると解説されます。
 右側面 寛政十一己未春   
 左側面 武州多摩郡芋窪村石川講中
 とあります。(寛政十一・1799)
 東大和市最古の馬頭観音は寛政3年(1791)、隣接した内堀の里にまつられ、現在、奈良橋の庚申塚墓地に移っています。今回紹介する馬頭観音はそれに次ぎます。馬の供養とともに江戸市中への農間稼ぎの道中安全、豊作を祈願したものと思われます。

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Citation

“蓮華寺の馬頭観音,” 東大和デジタルアーカイブ, accessed 2024年11月22日, https://h-yamatoarchive.sakura.ne.jp/omeka/items/show/1737.